日本の銀メダルに貢献、デフリンピック(サッカー)で卒業生、在学生が活躍
聴覚障がい者の国際スポーツ大会「2025デフリンピック東京大会」のサッカー競技で、卒業生と現役学生が日本代表として活躍し、同大会としては初の銀メダルに大きく貢献しました。日本は予選リーグをトップ通過、決勝トーナメントでも準々決勝、準決勝を勝ってトルコとの決勝戦に進み、1対2で惜敗したものの、これまで予選リーグで終わっていた同大会で初めて決勝トーナメントに進み、日本が銀メダルを獲得しました。
日本代表となっていた卒業生は、平成30年度に経済学部を卒業した林滉大(はやし こうだい)選手で、現役からは今年の「青々会賞」を受賞した法学部4年の瀧澤諒斗(たきざわ りょうと)選手です。
林選手は、大宮東高校から亜大に入学、サッカー部で活躍し(在学時にも同大会に出場)、卒業後にはドイツにわたりデフサッカードイツ選手権で優勝、帰国後2024年の全日本ろう者サッカー選手権でも優勝を飾ってMVPにも輝くなど日本の中心的選手です。決勝戦では、1点を先制された直後に同点ゴールを決めました。林選手は今大会全試合に先発出場しました。今大会の予選リーグでは、林選手がメキシコ戦で3点(前半5分と9分、後半の10分)をあげ、瀧澤選手も、初戦のオーストラリア戦で2点(前半45分と後半32分)を取る活躍を見せました。
日本の予選リーグ、決勝トーナメントの結果は次のとおりです。
<予選リーグ>
○11月14日 オーストラリア戦(日本が8対0で勝利)
林選手先発。瀧澤選手が2ゴール(前半45分と後半32分)。
○11月16日 メキシコ戦(日本が7対0で勝利)
林選手・瀧澤選手先発。林選手3ゴール(前半5分、9分、後半10分)。
○11月18日 イタリア戦(0対0のドロー)
林選手・瀧澤選手先発。 ※この結果、日本は予選リーグをトップ通過
<決勝トーナメント>
○準々決勝(11月20日) 対イギリス戦(日本が2対1で勝利)
林選手先発
○準決勝(11月22日) 対アメリカ戦(日本が1対0で勝利)
林選手先発
○決勝戦(11月25日) 対トルコ戦(日本が1対2で敗戦)
林選手先発。前半6分に林選手がゴール。